膝抜き。腰を切らない。腰を捻らない。重力を落として使う。ってなんだろう?


武道、武術の体の使い方としてよく以下のようなことを聞きます。

  • 膝抜き
  • 腰を切らない
  • 腰を捻らない
  • 重力を落として使う
古流や伝統系空手でもよく聞きます。
実演されてる動画もよくみます。 ボクシングのように筋力で突いてるわけではない
という言葉も。
ここでは便宜的に全部を「膝抜き」と表現します。
世の中の印象ではこういった動きを古流等の武術家は行えて、プロスポーツ選手は行えない
という考えています。
実際はこういった動きを自然に行ってる選手がいます。ですが古流等でのこういった動きの説明が筋骨格による
メカニクスで説明されていないため別のものに見えているのです。
逆突きや利き手のストレートを例に取ると。一般的にいう動きは、
  1. 前足をあげ動かして体重移動しながら腰を逆にひねる。
  2. 前足着地。前に荷重が乗る。
  3. 後ろ足をけって、腰を回す。

という流れです。これが違うよということです。

体重が移動するエネルギーを前足で止めて回転のエネルギーにして上に伝えていくわけです。

腰を回転するのか押し出すのかは別にして腰にどれだけのエネルギーがかけられるかということです。
前足に荷重が乗るときどれだけのエネルギーが発生しているかです。
ですが、着地して荷重が終わって止まるため、そこでエネルギーが逃げ、それから後ろ足をつかって力を出しています。
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地面反力を使う膝を抜くと言われるものは、後ろ足に荷重を残したまま、地面を押し地面反力を得てそれを腰につたえて腰の力がでてる状態で
荷重が前にはいることでより大きな力を使います。
地面反力とはなんでしょうか、地面を押すことで跳ね返ってくる力です。
より地面を押せば強くはねかえってきます。地面を押すのにハムストリングス、大殿筋等の大きい筋力を使います。
始動から少し体重移動したら、重心移動しながら膝から上だけ前にすすむような感じで、臀筋とハムストリングスを伸ばします。自然と
腰も少し落ちます。
これにより、地面を押しかつ重心が前に移動することで斜め前方への地面反力を獲得できます。感覚的には真下に
体重を落とし、後ろ足をスケートのように後にすべらせる感じです。実際は後脚がすべらないのでそれ以外が前にいきます。
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でそこから伸ばした臀筋やハムストリングスをSSCにより急激に収縮して脚を伸ばすことで、地面から大きな地面反力を獲得して前足に荷重がかかることで
前足に荷重時の流れのエネルギーロスをなくします。
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2つの目の写真の動きがエネルギーロスを使うためのポイントであり、古流等でさまざまな言葉で語られるものの一つです。
膝を抜いて腰は落ちている
地面の反力を使っている
腰を逆に捻らなくてもここでひねりが自然にはいる。(実際は先にひねるかどうかは別)
ということです。最後に腰が回すわけではなくまえに伸ばすので「腰を切らない」ということにもなります。
この2つの違いを表現しているのが、日本空手協会の中達也さんの動画にあります。無門会の逆突き的な概念では上体をあまり大きくつかってない動きですが
ここの論点ではわかりやすい違いです。
2分28秒あたりからの反応しにくい逆突き という項目です。
古武術系ではこのエネルギーをそのまま突きに与える、という使い方であり、
無門会や他のスポーツのトッププロではこのエネルギーで上体を引き伸ばし弓矢のように腰が前にでることで上体がそこからSSCで収縮させる流れ
で突き(や腕)まで持っていって更に加速するという流れになります。
2の動きはほんの一瞬で行い、また中達也さんの動画の通り相手から察知しにくく溜めをつくる動きとも言えます。
2番目の動きは実際には縦の動きだけを説明していますが、2の条件になるにはどのような関節のポジションがいいか
難しい話になります。それはここでは触れません。(ものすごく難しい話になります)
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